2024/11/05

2025年 限定縁起干支「巳」 製作中


今日は、2025年の干支置物「巳」大サイズ製作中という事を
お伝えしたくて投稿します。

当店は、昭和63年から竹で干支(人形)を作り続けている実績があります。

年末に製作する限定干支置物は、
・同じデザインを再度作ったり使いまわすことは致しません。

・過去のデザインを少々アレンジして、それっぽくしてお出しするようなことはしません。

と、こだわりを貫いてきました。
(あ、そうなんだ~程度でもいいので覚えて下さると嬉しいです。)


で、製作し続け今年で「巳」を作るのも5回目、
デザインをどうしようか?

竹を輪切りにして、輪っかを3個4個と積み重ねたり、
竹を斜めに切って細長くしてみたりと、
過去に散々作ってきたものは、やりたくない、、、

2025年は竹筒の円柱フォルムを使おう。
天然素材の竹皮を味わって頂く滑らかな干支を作ってみたい、と思うのです。

現在、試作品を作りまくる日々。
昨年の辰はパーツを付けていく工程でしたが、
蛇は一筆書きの線のような形で、手足もないからラインが全て。
ベルトサンダーという機械で、形状を描き出します。
ベルトサンダー作業がほとんどであるのは、蛇だけだな~と思いつつ
削ってラインを出すのが命、蛇になれとばかりに切る削る削る。。。



幅を太くすると、ツチノコに見えてお蔵入り、
ちょっと違う視点で見ると、手桶になったり、
蛇の顔を大きくすると男性のアレっぽいとなりましてお蔵入り(苦笑
悩みますが、完成した時はやり遂げた感があって楽しいです。


竹の性質上、繊維は縦方向に走ってます。
天に向かって伸びるから、なので縦に切る・割るは、簡単です。
縦は、流しそうめんの台のように割ると言えば伝わりますか。
横に切断するのは竹繊維に逆らう為、竹が抵抗するので硬いし時間もかかります。

ちなみに、梅雨~夏頃から干支製作を開始した経験があるのですが、
湿度にやられて、カビが発生し、商品にはなりませんでした。
空気中の湿度に敏感である事も竹の性質です。

そんな性質があるので、やりたいデザインがあっても竹筒が
どこまで許容するのか模索します。あと、
新春飾りが、気づいたら真っ二つに割れてるとか縁起が悪すぎますから
そこも重要。納得した作品が完成し、販売できるようになりましたら
ご報告いたします。11月中旬の予定ですが。

2024年【巳】の大サイズ、価格は¥4,950円(税込)です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。


2024/10/25

2025年「巳」干支置物【小サイズ】販売について

 
こんにちは 越前竹人形のスタッフです。
今日は、標題のとおり
2025年「巳」干支置物【小サイズ】についてお知らせです。

今年もお問い合わせやご購入希望のお声かけを
頂戴しまして感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

ミニサイズの「小」は場所を取らない・年末のご挨拶・贈り物にと
需要範囲も広い干支です。
油抜きをして乾燥し寝かせた国産の真竹を使用し、
デザインから完成まで越前竹人形協同組合が、全て手仕事で1つ1つ仕上げた商品です。

今年の「小サイズ」は、”2種類” あります。
倉庫を整理していましたら2種類出てきました。
在庫は、おかげ様で各々20~30個となりましたのでご連絡いたします。

商品の詳細内容は以下に記載をいたしました。
最後まで一読頂けましたら幸いに存じます。

■①定番干支「巳」 

** 1番の干支は完売となりました。****
    ¥1,600円(税込)
    高さ7cm×幅9cm×奥行5.5cm(飾り敷台を含む)


1つ目は、帽子を被った愛嬌ある「巳」。
トグロやニョロニョロが苦手な方にも
受け入れてもらいたく、キャラクター風に製作しました。
直径の違う竹を輪切りにして組み合わせています。
鈴の音色は、邪気を祓う魔除け厄除けです。お守りにも付いている鈴は定番アイテム。当店もラッキーチャームとして付けました。
干支人形は、飾り敷台に固定してありますので倒れません。


**** 追 記 ***
  1番の 帽子を被った「巳」は、本日(11/20)完売となりました。
  お買い上げ頂き誠にありがとうございました。
****************************************************

■②干支「巳」
    ¥1,700円(税込) 
    高さ5.5cm×幅7cm×奥行4cm(飾り敷台を含む)



2つ目のこちらもトグロやニョロニョロが苦手な方にも受け入れてもらいたく、
ブルー瞳のキャラクター風に製作しました。
竹筒を利用した「巳」です。竹の表皮を凹凸彫りし、トグロを表現しました。

直径約3cmの竹筒(真竹)を使用。
大きさの目安として別画像をアップしました。ご参考になれば幸いです。
干支人形と飾り敷台は固定してありません。

■ご注文の際には、お間違いの無いように
「1番」や「2番」または、「帽子」や「竹筒」の巳とお伝え下さい。


■ご購入方法は、「メール・電話・FAX」 とします。

オンラインショップには掲載いたしません。
オンラインショップからのお問い合わせ・メール・電話・FAXにて
”購入希望”と、ご連絡を下さったお客様を対象とさせていただきます。
アナログ方式でご面倒をおかけしますが、在庫数が少ないこともあり
皆様のお手に渡りやすくと、考えました。
どうか、ご理解下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

 

■お支払方法は、

誠に勝手ながら「代金引換のみ」とさせて頂きます。
商品代金+送料と別途、代引手数料が¥440円加算されます。

予めご承知おき下さいます様よろしくお願い申し上げます。


■越前竹人形の干支を初めてお知りになった方も
いらっしゃると思いますので、
大サイズと小サイズの違いを簡単に説明させて下さい。

「大サイズ」と「小サイズ」の違いは、
文字通りサイズが違うのですが、それ以外に在庫品か否かです。
「小サイズ」は過去に製作した、在庫品です。
「大サイズ」は新年に向けてこれから製作する、新規品です。

干支置物は、歳神様の依代「縁起物」です。
つど新しい干支を買い求め、飾った後にどんと焼き・神社奉納をされる方と、
飾った後に保管し、12年廻る度にその保管していた干支を飾る方がいらっしゃいます。
地方や地域性、そのお家によって捉え方考え方が違い、
どれが正しいとかそういう話ではありません。

当店は、捉え方考え方の違いに寄り添いたく、
毎年、新しい年を迎えるために干支デザインを一から考え製作したものを限定干支「大サイズ」と表現しています。
ちなみに昨年から限定干支の種類は、大サイズのみとしました。
拙い説明ですが、ご理解いただけましたら幸いと思います。


■ご注文いただいた順番に、随時対応させて頂きます。
数に限りがありますので売切れ次第、販売終了となります。
毎年、「干支はもうないのですか?作らないのですか?」
というご質問を頂戴します。
大変申し訳ございませんが、売り切れても作る予定はありません。
御好意で工房を一時的にお借りして製作する身でもあり、再販予定はありません。


■【大サイズ】と【小サイズ】を両方ご希望の場合には、
小サイズを先にお取り置きさせて頂きます。お早めにお問合わせを願います。
万一、お取り置き期間中に商品キャンセル発生の場合は、
ご遠慮なくお申し出ください。


■ラッピング・熨斗 承ります。
ご注文の際に、「ラッピング希望」とお申し付けください。


以上、ご説明させて頂きましたが、
ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。
順次、お返事をさせて頂きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
オンラインのネット注文を通さないアナログで受付のため、
ご面倒をお掛けいたしますが皆様のご注文をお待ちしております。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 

2024/01/01

2024年 明けましておめでとうございます。



謹んで新年のお慶びを申し上げます。

本年も皆様に喜んでいただける商品を製作し、お届けしていきます。


2024年は、新スタートの年として

1つ1つ丁寧に確実に、取り組んで参りたいと思います。

どうか変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

 


2023/12/11

タイトルは「昇龍」。2024年の限定干支辰が完成。


お待たせしております、2024年 限定縁起干支【辰が完成しました。
タイトルは「昇龍」です。



フワっと地に舞い降りた龍。

ひと呼吸し、また天へ向かうため目指す方向をじっと見据える。

”さあ、飛び立とうかー”

パワーを貯めて、今ここから飛び立とうとする姿です。

「竜の形に九似あり。角は鹿、頭は駱駝に、目は鬼で、首は蛇、腹は蜃、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似る。あらゆる動物の祖であり、想像上の神のような存在です。権力や富の力を象徴し、雨を司り水を操ると信じられている龍は、成功や繁栄をもたらすと考えられています。

 手には宝珠。
如意宝珠」と呼ばれるこの玉は、どんな願いも全て叶う神秘の宝。

 越前竹人形の昇龍は、鈴を持ちます。鈴の音は、魔除けの力があり悪いモノを祓ってくれる。そして、神様はこの清らかな鈴の音がとても好き。鈴を鳴らせば喜んだ神様が、自分のところに来て下さるとか。


材料は全て、国産の真竹(マダケ)で製作しております。

今年は、材料の竹を吟味するのに苦労しました。龍の胴体を表現するため、まず直径が大きい竹筒だけを選定します。その竹を全て切断してみて厚みがある竹=竹屋では”肉厚がある”と言いますが、肉厚ある竹のみを厳選し、そこからさらに表面にシワ傷の無い美しい竹のみを選びます。内部は切ってみなければ分からないので、ひたすら吟味と厳選が続きました。




ツノとヒゲは、枝の部分を使用し、ヒゲは枝を熱で曲げました。
顎ヒゲは、刃物でチョンチョンチョンとリズミカルに刻んでおります。
お手元に届いた時にこれら細部も見て楽しんでいただければ、とても嬉しく思います。

龍と飾り敷台は、固定しておりません。

尾と、地についている手でバランスを取っています。
自立しますので、お好きな角度で飾ってみてください。


新しい年が、皆様にとって幸福と成功となる素晴らしい一年でありますように。

「昇龍」が活力や富、幸福を呼び込むことを心より願います。


※ご予約の受付は、2023/12/17 で締め切りとします。
※限定品のためお問い合わせフォームより、ご希望数をご連絡くださいませ。