2016/12/16

特注オーダーメイド【虚無僧】

こんにちは 越前竹人形の里スタッフです。

越前竹人形の里は、いろいろとオーダーメイドのご依頼を頂きます。
ミラクルと感じる形状や大きいサイズ、想像もしなかった使用目的等々・・・オーダーメイドはワクワクしつつ悩ましい。
でも多くの共通点は”プレゼントしたい人”がいること、”ないから作る”こと。様々な想いと期待いっぱいでご依頼がきます。

さて、ご依頼は虎竹で作る「虚無僧(コムソウ)」でした。
正式には「虎斑竹(トラフダケ)」といいます。


特徴はこの模様。この模様は竹幹に菌が付着してできるもの。菌が模様を作るのですが、この菌の生息地域は極一部、地域限定のためどこでも虎竹が生えるという事はないです。人間が操作して作れる模様ではなく、自然界にお任せして完成する珍しい天然鑑賞竹です。


倉庫に3年以上寝かせてあった虎竹。ツヤツヤしてどっしりと構えたような貫禄もあり美しいです。
ちなみに、特に美しいと言われる虎斑竹は岡山県で、天然記念物に指定されています。天然記念物だから伐採はNG、欲しくても手に入りません。


胴詰めが完了し、さて、次に取り掛かるかという感じのこちらの職人、
師田黎明を師事し竹人形職人になった45年以上の経験ある職人です。


虚無僧といえば、絶対の必需品。尺八と天蓋(テンガイ)です。尺八も細竹を使って作ります。天蓋(テンガイ)は虚無僧が被る笠の名前ですが、編み手さんが高齢化で辞めていきます。人形小物業界も跡継ぎ不足や高齢化が来ております。プロの編み手さんかいなくなりつつあるので悩ましいです、困ります。


完成した「虚無僧」。高さ31cmです。

ご友人へのプレゼント。ご友人は外国の方で日本が好きで尺八を愛し、演奏もする方でその人のためにとお聞きしました。
日本の文化・風俗をこうして人形にして作る側として嬉しいことだと思います。
喜んでいただけるでしょうか。ご依頼ありがとうございました。






2016/11/25

伝統的工芸品全国大会がスタート。 ~サンドーム福井にて~


こんにちは 越前竹人形の里スタッフです。

第33回伝統的工芸品月間国民会議全国大会福井大会が開催されました。
2016年11月25日(金)~27日(日)の3日間、全国の匠の技が大集合。
体験ブースもたくさんあって、見て買って体験して学んで食べてと充実したイベントです。



サンドーム福井にて開催。初日はあいにくの雨でした。
コートなど羽織るものがないと寒い!あ、イベント会場内は暖かいです。


2階からの様子。縦に撮影してしまい全体が伝わっていませんね(汗)、でも広いです。
1階が工芸品で2階がお菓子と休憩コーナー、屋外に福井グルメコーナーあり。
展示販売なのでウインドウショッピングの感覚で会場を歩き回れます。
全国からたくさんの工芸品、福井の全ての伝統的工芸品と郷土工芸品がありすごい規模です。
質問すると各ブースの方は情熱を込めて説明してくださるのでお声かけをしながら回ってみてください。楽しいです。色々なエピソードが聞けるかもしれません。


越前竹人形ブース。
お隣さんは、 「越前菅笠」 「越前しめ縄」 「越前竹細工」 の工芸品。
初めてお目にかかるものもあり、まだまだ郷土について勉強不足だと痛感でした。



越前竹人形のブースは、福井県指定郷土工芸品コーナー(越前箪笥や若狭瑪瑙の付近)です。
お正月向け、雛人形と端午の節句向けの人形置物を展示販売しています。
竹人形のこと、気になることや知りたいことなんでも質問してください。



入口インフォメーション近くにもさまざまな郷土工芸品と一緒に展示してあります。
ぜひ、ご覧になってください。


番外編。B級グルメのサバエドック。¥300円でした。小腹が空いたときにぴったり(笑)









2016/11/16

伝統的工芸品月間全国大会福井開催に参加します。



こんにちは 越前竹人形の里スタッフです。

11月は伝統的工芸品月間だそうです。
経済産業省が決めたことで、伝統的工芸品の魅力を国内外へ発信するために普及啓発活動を実施強化しているのが11月。今年で33回目のイベント開催になるそうです。

今年の開催地は福井県に決まり、11月25日(金)~27日(日) サンドーム福井に全国各地から伝統的工芸品が集まります。漢字ばかりの長いタイトルで堅苦しく思われるかもしれませんが(スタッフは思いました)、簡単に言うと工芸品とふれあいましょうということです。

展示販売はもちろんのこと、職人さんによる実演や製作体験もあるので、よりいっそう工芸品に興味と親しみが増すことは間違いないと思われます。現地でしか見られない工芸品もゆっくりと見ることができるチャンスです。

もちろん福井県の工芸品も一堂に勢揃い! 一気にまとめて見ることが出来ちゃいます。
ちなみに福井県の伝統的工芸品は、

◆越前漆器
◆越前和紙
◆越前打ち刃物
◆越前焼
◆越前箪笥
◆若狭塗
◆若狭めのう細工  です。

越前竹人形は、郷土工芸品なので伝統的工芸品ではないのですが、国産竹を材料にして製作する手仕事の工芸品です。たくさんの方に、越前竹人形を知って頂ける機会ですからありがたく参加させていただいてます。
入場無料です。芸術の秋、来週末はサンドーム福井へお出掛けしませんか。

【公式サイト】 第33回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 福井大会 (←クリック)






2016/10/01

福井新聞に掲載されました。


こんにちは 越前竹人形の里スタッフです。
本日、福井新聞に”干支置物【酉】”が掲載されました。ありがとうございます。

2017年の干支は「酉」です。現在急ピッチで製作している様子が福井新聞に掲載されました。この時期の干支作りは越前竹人形の里にとっては、新春に向けての風物詩。今年も精いっぱい職人が作っておりますのでご期待ください!




※画像をクリック×2 で拡大します。





2016/09/05

2017年 干支置物「酉」 今年も発売します。



こんにちは 越前竹人形の里スタッフです。
気になる台風12号は、熱帯低気圧に変わったようですね。台風で被害にあわれている方々をニュースで見ると胸が痛いです。別の角度から見る台風の季節は、”迷子犬”の増加。雷で驚いたワンコがパニックになり家から飛び出したきり帰ってこないそうです。台風が怖いのは人間だけじゃないんですね。

さて、来年の干支は何かご存知ですか? 


   来年 2017年 の 干支 は 「酉」 です。

「越前竹人形の里」の恒例である創作干支、今年も皆さまのご注文をお待ちいたします!
試行錯誤して完成できたところまで、現在の状況を含め画像と共にご報告です。


大量に急ピッチで製作中。今なら工房(篝カガリ)で進行中の製作風景がご覧になれます。
昨年の「申」はポーズにかなり迷いましたが、「酉」のポーズはあっさり決まりました。やはり鳥は定番と言われるポーズが観るに落ち着きます。


大きいサイズの「酉」。夫婦になっています。自立するので、飾り台に接着する必要がなく、向かい合わせたり寄り添わせてみたりと、お好きなポーズに配置、飾れます。ふくよかな尾っぽが可愛いでしょう?!


小さいサイズの「酉」。定番(年中販売している)とそんなに変わらないかな?とスタッフは思ったのですが、いや全然違うよと。ちゃんと意味があるこのポーズ。意味はまた公式にお披露目いたします。鶏らしいゴツゴツした脚は竹の節枝を使いました。

発売は、10月1日から店頭・オンラインショップにて順次発売予定です。
限定生産のため、売切れ次第終了となります。



ところで、、、なぜ「鳥年」ではなく「酉年」なのか?

検索してみると、一説には「酉」は、お酒をいれる容器の形から出来た象形文字。
子丑寅卯・・・・と数えて10番目の月は酒作りの季節だから酉の字が使われたとか。なので「酉」は、お酒にまつわる漢字があてられていて例えば、「さんずい」を合わせると「酒」という漢字に。その他 「酌」 「酔」 「酢」 「酪」 「酵」 ・・なるほど、お酒に関わる漢字です。
10番目は分かったけれど、それなら「とり」じゃなくて「さけ」って発音してもいいのではと思ったのですが、そもそも十二支は漢字が先で動物は後から決まりました。十二支の漢字が読めないし覚えられないという庶民のためにイメージしやすいよう後から動物をあてがったとのこと。だから「酉」と書いて「とり」と言うそうです。





2016/02/22

【第5回 福井の手土産発掘会】 に参加しています。


こんにちは 越前竹人形の里スタッフです。

今日は、福井商工会議所主催の 「第5回 福井の手土産発掘会・会議弁当ご賞味会 ~幸福日本一直送便~」 というイベントに参加しております。

ビジネスシーンでご活用いただけるような「福井らしい手土産」や「会議弁当」を一堂に集め、来場者様が自由に見て・触れて・食べながら商談するという企画です。

出展企業は、約45社。初参加の企業様も増え会場は賑やかな雰囲気です。



こちらが、今回の越前竹人形の里商談向け商品です。
”手土産” というと、お菓子や食料品が選びやすく一般的なので、今回の参加でよいご縁がいただけるのか少々不安がありますが、


ありがたいことに、福井テレビのアナウンサーの方が商品を手に取ってくださいました。
準備が完了した竹人形スタッフがブラブラしていたからでしょうか?!ご縁頂きありがとうございます。
紙コップホルダーを手にしておられます。大変気に入っていただけました。

その他、コースターやグラスマーカー、新作竹人形などを今回ご紹介しております。

今日夕方 17:54~ 福井テレビ 「おかえりなさ~い」で、このイベントの様子が放送されます。越前竹人形の里の手土産品もご紹介して頂けるかもしれませんので是非ご覧ください。



同時開催で 「手土産・会議弁当コンテスト」 も実施中。一押し商品がズラリと並んでいます。

年々華やかで楽しい商品が増えてきていますね。
越前竹人形の里 実店舗でも竹人形以外の福井らしさ感じるお土産、北陸福井生まれの逸品をジャンル別にて厳選し取り揃えております!とここでPRさせていただきましたが、福井の美味しいものや素敵なものをもっとお届けしたいと思っておりますので、ご来場よろしくお願いいたします。








2016/02/03

「第81回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春 2016」始まりました。


こんにちは。越前竹人形の里スタッフです。

いよいよ本日から始まりました「第81回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春 2016」。
「現代の生活スタイルにあった和テイストな商品および、伝統的技術や和素材をモダンにアレンジした商品」ということなのですがライティングされた福井県ブース、いかがでしょう? 黒を基調としており大人のシブさがありかっこいいです。新商品竹人形は、日本芸能歌舞伎をモダン風にしており当組合の人形・雑貨品も現代の生活スタイルにそった新商品を出展しております。(会場は撮影禁止なのですが、許可を頂き写真を撮影しました。)

さて、3日間のあいだにどんなご縁・出会いをいただけるのか。伝統とModernをテーマにした日本ブランドをコンセプトに ”東5ホールZ” にもたくさんの方々が出展されておられます。どのブースも、美しかったり面白かったりアイデア満載。出展者の気合いが伝わってくる商品ばかりで刺激を受けます。越前竹人形組合も頑張ってPRしていきます。
 




  【名称】  第81回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春 2016  
  【会場】  東京ビッグサイト  東5ホールZ 福井県内ブース
  【日時】  2016年2月3日(水)~2月5日(金) 10:00~18:00(最終日17:00)




   ※ギフト・ショーは流通業界関係者のためのトレードショーとなっており一般の方の入場はご遠慮ください。




2016/01/31

2016年新商品 竹の「ひな人形」


んにちは。越前竹人形の里スタッフです。

今日は、新商品のご紹介です。

3月3日は桃の節句。女の子の成長や幸せをみんなで願う習わしがある日。ひな祭りに向けてそろそろご準備をと思われているお家もあるのではないでしょうか。
当店でもいろいろなお雛様を揃えました。昨今の住宅事情やお祝いのプレゼント用を考慮してサイズもコンパクトです。

タケノコから青竹になるまで3か月と言われている竹。赤ちゃんから成人になるまでの成長速度は著しく、スクスクと大きな1本の竹に育ちます。竹のように真っ直ぐ元気に育つように幸せと成長を願い、竹雛を飾ってお祝いしませんか。実店舗にて販売中です。