2015/12/09

ただいま日々試作、製作中。


こんにちは。越前竹人形の里スタッフです。
師走の時期、今年もあと20日余りとなりました。1年が過ぎるのはほんとに早いです。

工房「篝」(kagari)では、少し前まで干支作りがピークでしたがそれも終了しホッと一息穏やかに。。。としたいのですが、次にむけて動きだしております。

次に人形が求められる行事は、3月3日の雛祭り。
越前竹人形は、雛人形も作っています。竹の雛人形って珍しいと思いませんか?! 吊り下げ用、卓上用、新王飾り、立ち雛と数種類を作っております。もちろん、日本竹が材料です。越前竹人形は国産竹ですから。

年末年始には似合わない話ですが、新作や在庫数が少ないものを中心に春に向けてただいま製作中。手作りなので作る数にも限界がありますが、コツコツと頑張ります!来年、お正月が過ぎたら店頭に並ぶ予定です。ご期待ください。

なお、2016年 「申」 干支置物は、在庫が残りわずかになりました。再販の予定はなく、売り切れ次第終了となります。 


胴体の試作。同じに見えますが、微妙に違う(らしい)のです。

こうして毎日竹に向かう日々。 コツコツと。





2015/10/10

2016年 干支【ごえん猿【申】嬉々申】発売開始



2016年の干支置物がようやく出来上がりました。10月11日より、実店舗とオンラインショップにて販売を開始します。
第一弾として10月11日に、干支置物が発売。第二弾は10月20日頃にインテリア雑貨等が発売となる予定です。全て越前竹人形の里の職人がデザインし、当工房で手づくり制作したオリジナル商品です。それぞれ数量限定のため、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

越前竹人形の里 2016干支

来年、2016年の干支は 【申】さる。
サルは、魔除けの存在として縁起よい動物とされています。御所の鬼門除けの猿、日吉大社の神猿他、山の神として尊ばれています。比叡山麓の日吉大社で祀られる神の別名は「山王」といい、山王信仰は猿を神使とする神道です。烏帽子を被り、御幣や鈴を持った猿は「神猿(マサル)」と呼ばれ、「魔が去る」「勝る」に通じた言葉とかさねて厄除けとし、群れでまとまって行動することから、家庭繁栄のご利益もあると言われています。


越前竹人形の里 2016 猿の群れ

今年は豆サイズも登場。これらは【嬉々申】(キキザル)です。
住吉大社の土人形「喜々猿」をなぞらえて作りました。猿の鳴き声「キキー」と、喜びを重ねるとの意味があります。5猿が集まる=ご縁が集まるなんていう語呂合わせで楽しむのも良し、単品でも複数でも遊び心で自由に楽しんで、自分流の嬉々申で新たな年をお迎えください
こんな風に飾ったよと、見せて頂けるととても嬉しいので気が向いた方は画像を送ってくださると幸いです。

なお、昨年から限定で発売している小サイズは、材料費その他諸経費の価格上昇により大きさを変更せざるおえなくなりました。価格変更はありませんが、長らくご購入して下さっている方々の中にはがっかりされた方もいらっしゃるのではないかと心苦しく思います。なんとか企業努力により変更は避けてきましたが、限界に達しました。大変申し訳ございませんが、諸般の事情ご賢察の上ご了承頂きますようお願い致します。


インテリア雑貨【ちゃまる】とストラップキーホルダーその他は10/20頃に発売します。
ゆる~くぶら下がるサル【ちゃまる】といいます。第二弾で発売予定。

ご縁・五円・5猿=ごえんがいっぱいストラップです。第二弾で発売予定。



2015/09/04

2016年 干支置物【申】 今年も販売します。



越前竹人形の里は、35年以上干支作りを続けています。竹を素材に、イメージを紙に書くことからはじめ、試作を繰り返しオリジナル商品を作ります。

販売は10月。現在、最終打ち合わせ段階です。お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、今年はスケジュールが少々遅れぎみ・・・ 修正→確認→修正、を繰り返しています。職人のまだ納得できない、があるようで不安なスタッフの「間に合う?」という問いかけに「大丈夫、急ピッチで作るので間に合います!」とのこと。

ちなみに補足すると、干支置物は2タイプあります。店頭・オンラインショップにて通年販売中の干支は「定番干支」といい、一年中販売しています。「創作干支」は年末限定品で、毎年職人がデザインを考えて作る新商品です。初物であり、新年を迎えるお家の縁起物として人気があります。

10月発売の【申】が、完成したら改めてご報告します。今はこんな感じで進んでおります。

越前竹人形の里 工房製作風景


下の画像は、一年中販売している干支【申】日本竹/真竹  ¥1,200円。
申年に赤い下着を贈られると下の世話にならないとの言い伝えにあやかり赤色を身に着けてます。猿は山神の使いとして信仰され、「サル」は去ると書けば悪いものが退散し語呂良く縁起良い干支です。



越前竹人形の里オンラインショップはこちら →→ http://takeningyo.shop-pro.jp/



2015/05/10

一筆啓上 火の用心



戦国時代に書かれた名文を1つご紹介します。

”一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ”

火事にならぬよう火の元に気を付ける事、息子のお仙が立派な人物になるようしっかり教育し、いつでも(戦地で)馬が使えるように世話を頼む、という内容です。
徳川家康の家臣、本多重次が妻にあてた手紙。気が荒くて恐れられた本多ですが、戦いの陣中から妻へ宛てた文には家族を想い敬う知的な旦那様の姿があります。この時代から”火の用心”という言葉はあったのですね。

今は、インターネットや携帯電話の普及によりmailで送る事が多くなり紙に書いた手紙を送ることは少なくなりましたが、家族や友人知人を想い敬う気持ちは平成の時代も変化はありません。
短い言葉で想いを伝えた本多重次の名文に続けとばかりに毎年、坂井市丸岡町と丸岡文化財団は「日本一短い手紙コンクール 一筆啓上賞」として全国から手紙を募っています。

短い文のなかにグッとくる言葉が綴られている日本一短い手紙です。手紙文というより詩集や短歌のように読めます。一度、お手に取って平成の名文をご覧になってみてはいかがでしょうか。


※一筆啓上=中世に男性の手紙の書き出しに使われていた。現代の「拝啓」と同じ意味。
※お仙=お仙(仙千代)とは初代丸岡藩主となった本多成重の幼名。


越前竹人形 「日本一短い手紙」
各¥1,000円 (税抜き)


2015/03/12

2015年3月号『にんぎょう日本』に掲載。



ひな人形及び日本人形類の生産・流通に関係する業者の全国団体、”一般社団法人 日本人形協会”発行の人形業界誌、
2015年3月号No.485 『にんぎょう日本』  に掲載していただきました。

「人形をめぐる、風土=フードものがたり」  向笠千恵子さん・文  P18,19


ありがとうございます。

2015/03/03

3月3日 ひな祭り

ひな祭り おやゆび雛 -越前竹人形-



越前竹人形の里のご訪問ありがとうございます。

今日はひな祭りですね。
いろんなところでいろんな形でそれぞれお雛様を飾って楽しんでいらっしゃるようですね。

越前竹人形の里の店舗にもこんな感じでお雛様を置いています。
成人の親指くらいの大きさの小さいお雛様ですが、雪洞や菱餅などお道具と合わせて飾ると可愛さが増して華やかになりました。
お雛様は竹、お道具は陶器で作られていて、どちらも土から生まれた素材なので相性もぴったり。

福井では3月3日がひな祭りですが、地域によっては4月にひな祭りをお祝いするところもあり4月までお雛様は展示販売しております。












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